手すりの設置
手すりの設置は介護リフォームの基本
段差をなくすこと。
そして手すりを設置すること。
この2つは介護リフォームの基本中の基本です。
要所要所に手すりを設置することで転倒事故が防げるだけではなく、
外出することにも抵抗がなくなり、日常生活を健康的なものにします。
手すりの効果的な設置箇所とは?
屋内や屋外において
・長い距離を歩く部位
・急傾斜のある部位
・立ち座りする部位
・滑りやすい部位
などに手すりを設置することで家庭内での事故を低減します。
浴室
浴室への出入り口、浴槽から上がる位置、
シャワーチェアなどで立ち座りする位置、入浴中の座位を保持する位置に手すりを付けます。
トイレ
車いすから便器への移乗のために、あるいは慎重に腰をおろしたり
ゆっくりと立ち上がるために手すりが必要です。
車いすから便器の移乗には横型が、立ち上がりには縦型の手すりが効果的という視点から
L字型の手すりが安全・安心です。
寝室
寝室への出入り口や、ベッドからの立ち上がり、車いすからの移乗など
それぞれ必要な箇所に手すりを設置します。
キッチン
シンクの前に手すりを設置し、
座り作業から立ち上がるとき、あるいは椅子に座る際に利用します。
階段
転落事故を防ぐために設置します。
利き腕が使えなくなる場合も考慮に入れて、階段の両サイドに取り付けたい。
廊下
長い廊下はつかまるものがあると、
つまづきによる転倒事故を防げます。
玄関
タタキからホールに上がる壁に手すりを設置しておけば
段差によるつまづきの際も支えになります。
玄関アプローチ
つかまるものがないと、どうしても不安定になり、転倒の危険性があります。
手すりを取り付けて、事前に転倒事故を防ぎましょう。